ROPPEN-六篇-(ロッペン)|あらすじと見どころ

『ROPPEN-六篇-』連載開始時の扉絵。主人公・藤間シフと「殺し屋殺しのシフだ。」のせりふ
『ROPPEN-六篇-』新連載の扉絵(宮下暁/小学館)

『ROPPEN-六篇-』(ロッペン)は、『東独にいた』でデビューした宮下暁先生が『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載している漫画です。 舞台は、山口県の西にあるとされる架空の独裁国家「六篇法国」。国の頂点の座を懸けて六人の殺し屋が殺し合う戦いに、“殺し屋殺し”と呼ばれる男・藤間シフが挑みます。 奇抜な殺し屋バトルと、戦う者たちが抱える哀しい人間ドラマが同居する作品です。

このページは、単行本第1巻の公式紹介文とその序盤の設定までで書いています。物語の核心には触れません。

『ROPPEN-六篇-』第1巻の表紙
『ROPPEN-六篇-』第1巻(宮下暁/小学館)

あらすじ(ネタバレなし)

山口県の西に浮かぶ六篇島。そこには日本から独立した宗教国家「六篇法国」がありました。 武の神を崇めるこの国の頂点に立つのは、「教王」と呼ばれる存在です。

ある年、国の有力者たちによって、教王の座を懸けた戦い「教王戦」が開かれることになります。 国を動かす枢軸卿たちがそれぞれ代表者を一人ずつ選び、その代表者どうしが殺し合う。最後まで生き残った代表者を出した者が、新しい教王になる――。 代表者として集められたのは、いずれも常識の外にいる殺し屋たちでした。

この戦いに、依頼を受けて加わることになったのが、伝説の殺し屋・藤間シフ。 殺し屋を専門に狩る「殺し屋殺し」として知られる男です。 シフはこの極限のサバイバルを勝ち抜くことができるのか。物語はここから動き出します。

『ROPPEN-六篇-』の見どころ

1. 国の頂点を懸けた「六人の殺し屋」の殺し合い

物語の軸になるのは、教王の座を争う「教王戦」です。 殺し屋たちは自分のためだけでなく、それぞれを送り出した有力者の思惑も背負って戦います。 誰が誰と組み、誰を先に狙うのか。一対一の戦いの外側で動く駆け引きも、この作品の面白さです。

2. 異名を持つ殺し屋たちの、予想できない戦い方

「最強の軍人」「女優」など、殺し屋たちはそれぞれ強烈な異名と、自分だけの戦い方を持っています。 正面からの力比べだけでなく、相手の心や状況を利用する戦いも描かれ、どの勝負も決着の形が読めません。 主人公のシフも、感情をあまり表に出さない一方で人の心の闇に強い関心を寄せる、つかみどころのない人物です。

3. 殺し屋たちが抱える「哀しい過去」

単行本の宣伝文では「哀しき殺し屋バトル」とうたわれています。 戦う殺し屋たちには、それぞれが殺し屋になるまでの過去があり、戦いの中でその背景が明かされていきます。 敵として現れた相手にも感情移入してしまう、人間ドラマの厚みが本作の大きな魅力です。

4. 『東独にいた』の作者が描く、もう一つの「閉ざされた国」

ベルリンの壁に囲まれた東ドイツを描いた『東独にいた』に続き、本作の舞台もまた、外の世界から切り離された独裁国家です。 国家と個人、信じるものと生きるための選択。前作を読んだ人なら、宮下暁先生らしいテーマの連なりを感じられるはずです。 前作については『東独にいた』の作品ガイドをどうぞ。

主な登場人物(序盤)

藤間シフ
六篇法国出身の伝説の殺し屋。「殺し屋殺し」として知られ、依頼を受けて教王戦に参加する。感情に乏しいが、人の心の闇に強い関心を持つ。
田中早紀
日本の内閣情報調査室に所属する女性職員。シフの同行人に指名される。
葉山和美
六篇法国を動かす枢軸卿の一人。現在の教王を退けるため、教王戦を持ち出す。

人物の詳しい紹介は登場人物まとめ、国のしくみや用語は六篇法国の世界観と用語へ。

こんな人におすすめ

作品データ

作者宮下暁
出版社小学館
レーベルビッグコミックス
掲載『週刊ビッグコミックスピリッツ』2023年4・5合併号から連載中
単行本既刊12巻(第1巻:2023年4月28日発売、最新の第12巻:2026年7月30日発売)
ジャンル殺し屋バトル・サバイバルアクション
読み方ろっぺん

出典:小学館『ROPPEN-六篇-(1)』、小学館『ROPPEN-六篇-(12)』、マンガペディア「ROPPEN-六篇-」(最終確認日:)

よくある疑問

「ROPPEN」の読み方は?

「ろっぺん」と読みます。作中の国名「六篇法国」の「六篇」をローマ字にしたものです。

何巻まで出ている? 完結した?

小学館から第12巻まで刊行されていて、最新の第12巻は2026年7月30日発売です。 完結はしておらず、宮下暁先生のXのプロフィールでも『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中とされています。 各巻の発売日は全巻リストにまとめています。

『東独にいた』を読んでいなくても楽しめる?

楽しめます。『ROPPEN-六篇-』と『東独にいた』は舞台も主人公も異なる、それぞれ独立した物語です。どちらから読んでも大丈夫です。 迷ったら「どっちから読む?」ガイドを参考にしてください。

どこで読める?

小学館の公式サイトで、第1巻をはじめ各巻の冒頭を無料で試し読みできます。単行本は紙版と電子版の両方が出ています。